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■History
ケメックスコーヒーメーカーを考案したピーター・シュラムボームという人物は、ドイツ キールの富裕な家庭に生まれベルリンで物理化学の博士号を取得した化学者で、伝え聞くところによれば、彼や面倒臭がり屋の研究者仲間たちは、前々から実験室に転がっているフラスコをコーヒーメーカーの代用として日常的に使用していたというのです。
それを市販用のコーヒーメーカーとしてデザインし直して、売り出そうと考えたのは、生涯で 300
以上もの特許を取得したといわれるシュラムボーム本人だったのです。
使い勝手のうえでも大いに貢献してくれる球状のウッドに通された革紐は、デザイン的アクセントとしても重要な役割を果たしています。よく見るとガラス表面に小さな突起がある。これは、コーヒーの適正量を示す、いわば目安の役割を担っています。
アメリカのミッドセンチュリーを代表するデザイナー チャールズ・イームズの自邸においてもケメックスでコーヒーを入れていたということだそうです。
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