■History ヒギンス芸術家の夫婦 現代アメリカのガラス工芸を代表する作家、妻フランシスと夫マイケルのヒギンス夫妻。二人の作家というより一組の作家と呼ぶ方が正しい。境界線はイームス夫妻よりもさらにぼやけて、それぞれ若くして一人前のガラス工芸家として活動を認められながら、結婚してからは単に「higgins(ヒギンス)」という銘でしか作品を見せていない。1908年、生まれのマイケルは、実はロンドン生まれのイギリス人だが、イートン校からケンブリッジに進み、その後に芸術大学を卒業して、30歳でアメリカに渡っている。ガラス作家として次第に評価を集めながら芸術大学をマスターコースまで修めたフランシスと結ばれたのが1948年。以来40年の長きに渡ってただヒギンスという銘で作品を発表し続けた。